世界の文化
2017.03.09 thu

【メキシコの文化】死者の日

日常の中で、ふと「あぁ、海外へ行きたい・・・」と感じることはないでしょうか。
以前訪れたことのある国で嗅いだ香りや感じた風、見た風景などが五感を刺激し、フラッシュバックする感覚。
そんな感覚を味わえるのが、チチカカです。
チチカカのお店に一歩足を踏み入れると、そこはまるで異国のよう。
メキシコのホテルをイメージしたカラフルな内装、ラテンミュージックが流れた陽気な雰囲気の店内。そして、そんなお店にぴったりの元気なスタッフ。
今回は、チチカカと関わりが深いラテンアメリカの代表的な国、「メキシコ」についてお話します。


日本で暮らす私たちにとって、「お盆」と聞いて、わくわくしたり、待ちわびることがあるでしょうか。毎年、お盆にご先祖のお墓参りに行かれる方も、そうでない方も、お盆を楽しいイベントとして捉えている方はあまりいないのではないでしょうか。


しかし、メキシコのお盆の迎え方は日本とは全く別物。
メキシコには、伝統的祭礼行事として2008年にユネスコ無形文化遺産に登録された、日本の「お盆」にあたるお祭りがあります。
その名も「死者の日」。ちょっぴり不気味な呼び方ですが、そんな名前とは裏腹に、毎年11月のこの時期はメキシコ中大騒ぎなのです。

▲死者の日の風景

「死者の日」には、お墓や家の前などに故人の好きだった物や、マリーゴールドのお花、お酒などをお供えし、戻ってきた死者と共に過ごします。公共施設や広場など、町中に祭壇が設けられ、パペルピカドというカラフルな切り絵などの飾り付けで、町中は実に色鮮やかになります。
お供え物のマリーゴールドは彩やかなオレンジ色でとってもカラフルですが、実はキク科。
日本でもお墓参りやお盆には菊を供えるので、意外な共通点があるのは面白いですね。
また、11月1日には子供の魂が、11月2日には大人の魂が還ってくる日といわれています。


さて、メキシコ人の「死」への世界観は、とても興味深いものです。メキシコでは、死は怖く悲しいものとは捉えておらず、日常の一部として受け入れています。そのため、この時期をあくまで楽しく明るくお祝いするのです。

▲パペルピカド 外風景

日本人である私たちにとって「ガイコツ」=「死」「不気味」という印象を持ってしまいがちです。しかし、メキシコ人にとっては「ガイコツ」=「再生の象徴」であり神聖なものなのです。
また、約3000年前から祖先のガイコツを飾る習慣が由来となり、現在も死者の日には様々な場所でカラフルなガイコツの置物が飾られています。ガイコツは陶器で作られた物や、砂糖やチョコレートで作られ、その額に死者の名前が刻まれているものなど様々です。

▲祭壇とカラベラ人形

日本人にとって死は、ネガティブであまり考えたくないものではないでしょうか。
しかし、人間である限り「死」は必ずやってきます。そんな死を、メキシコ人は「生」と同じく楽しみ、大変ユニークにポジティブにとらえている点が、ラテンの国らしさを感じますね。
チチカカでは、メキシコから輸入した置物やガイコツグッズなどを取りそろえています。
ぜひ、ラテンの雰囲気を感じに遊びに来てみてください。


ガイコツのモチーフを使ったアイテムはこちら▶

text:sakou/くぅ

【メキシコの文化】死者の日

2017.03.09

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